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2022.02.16

食品ロスの現状とアクション

食品ロスの概要

本稿はプラスフードの趣旨について書き記すブログコーナーです。

食品ロスは良くない事だ、そういう認識は皆さんがあるかと思います。

そしてちょっと調べると、とてつもない数字が出てきたりします。

さて、問題です。日本の食品ロスは年間でどれぐらいでしょうか。

JAROのCMでは日本国民1人あたり毎日おむすび1個相当の

ロスを発生させてるというのを目にした方もいらっしゃるかと思います。

 

細かい数字は違いあれど、概算600万トンと言われています。

そのうち約半分は事業者側からとされています。

講演依頼などでプラスフード事務局が話す時に

この事業者側の発生は事業者が悪いんだと考えないで欲しい、とも話しています。

事業者側というのは消費者の要求に応えようとして動いているわけですから

消費者の鏡が事業者側とも言えます。

つまり消費者意識が変わってこそ、事業者側の数字が

劇的に減っていくのではないかと考えているのがプラスフードです。

 

削減目標と行われている取組

次に、食品ロスの削減について日本ではどのような目標で

どのように動いているかはご存知でしょうか。

これは消費者庁がまとめている目標やデータがあります。

参考リンク 消費者庁のページ

 

2000年度は年間で980万トンでした。

これを2030年には約半分の489万トンにするというのが国家の目標です。

 

2013年632万トン、2015年646万トン、2017年612万トン、2018年600万トン、

最初の10年である程度大きく減らせはしたものの、

今は600万トン前後で緩やかに減少しているというのが実情のようです。

このブログ記載は2022年。あと8年で600万トンから更に111万トン減らせるのでしょうか。

 

「食べ残しはやめましょう」「賞味期限が古い物から取るテマエドリ」等

色々な啓蒙活動が行われたり、前述にあるJAROのCMでおにぎり1人1個の廃棄等

そういった活動で徐々に減らせてはいます。

国家的には削減においてはフードバンクさんを認識しており

主にその活動に頼るような一面もあるかと思います。

これらの活動に関わった皆様の努力やそれによって行動を変えた皆様のおかげで

少しずつ日本の食品ロスは減っていっているのです。

 

しかし、これ以上にこの動きをもっと加速させる事は出来ないのでしょうか?

目標に対して頑張ったけど出来なかったねー、仕方ないねー、で終わりますか?

 

食品ロスを身近に考える為には

これについては数字が大きすぎて一人一人の身で

自分事として考える事が難しいという事もあると思います。

「年間600万トンあるんだって!」

「へー、どうしたもんですかねぇ?」

「誰か無駄にしてる人が気を付ければいいんじゃない?」

「私達は無駄にしていないもの」

恐らくこういった流れの結論になりがちではないでしょうか。

どこか遠い世界の話になっています。

 

そんな時、この食品ロス削減をどう削減すべきなのか

自分事として体験できるのがプラスフードだと考えております。

 

プラスフードのユーザーさんとして獲得をしていくと

確かにお得ではあるのですが、自分のペース以上に

回数全部を取り続けようとすると

ちょっと苦しくなってしまう事があると思います。

ムリをすると長続きせず辞めてしまったユーザー様も

いらっしゃるのは事実です。

ムリしない程度に戦略的な獲得をお勧めはしています。

 

現状、2022年1月では1700回分のレスキューがされて

ユーザー様は回数の8割を平均獲得できた計算です。

大体1日平均90個分の出品がありました。

 

さて、5年後ぐらいに札幌市の食品ロスを半分にしようとすると

これらはどのぐらいの規模感が必要でしょうか。

 

札幌市の食品ロス年間3.2万トンとされています。

これを半分に減らそうとした際に

プラスフードで1回1キロ相当の食糧をレスキューすると

1日3万5千マッチングが必要となります。

また、これらをレスキューするユーザー様は

10万人以上、20万人未満が必要となります。

 

札幌総人口を約200万人とするならば

約5%から10%はフードレスキューに強い意識を

持っている事が必要という事でもあります。

 

これが実際にどう大変なのか。

プラスフードでユーザーとして実際に体験された方なら

身に染みてわかると思います。

そうすると今度は具体的に自分はどう行動していくべきなのか

そういった事を考えるきっかけにもなればいいなと思っております。

 

逆にまだ未体験の方は、中々実感がわかない数字で

ピンと来ないとは思います。

それでも知らないところで、確実に廃棄は起きているのです。

臭い物に蓋と目をむけずに暮らしていく事も出来ますが

ここまで読んでくださった方は少なからず関心があってお読みいただいた筈です。

 

ユーザー側の無料会員登録で日々の出品状況を観察は出来ますので、

現状をまずは見てみる事から始めてみませんか?

出品される店舗様は今の状況に見て見ぬふりはせず

先進的かつ積極的に削減しようという意思の表れだと感じていただきたいです。

 

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